0・岩波新書からみるコンピュータの歴史の追体験

岩波新書60年・2600冊。
・毎月4〜8冊程度、幅広い分野のものが刊行される。
・すべてを読んでいけば偏らない知識を得られるありがたいシリーズ。
・その中にコンピュータ関連の書籍も多数存在する。
・しかし、コンピュータ関連の書籍はすぐに陳腐化する。
・ほかジャンルの新書は普遍的なこと本質的なことが書かれているが、コンピュータ関連のものは技術進歩が速い。
・陳腐化するなりに、順に読んでいけば、”時代時代のコンピュータの本質”を追体験できるだろう。

岩波新書はカバーの折り返し(裏表紙の裏)に関連する既刊本が紹介されているので、
最新のコンピュータ関連の新書から順にさかのぼっていけば、岩波新書で最初に扱われたコンピュータ関連のものがわかる。

と、いうわけでさかのぼっていったら、どうやら黄版までさかのぼって、黄の285「情報ネットワーク社会」が最初。
(これの関連書籍としてあがっているのは「現代経済を考える」「現代の日本企業を考える」「日本の巨大企業」「科学文明に未来はあるか」「人間」
というもの。「科学文明に未来はあるか」はちょっと関係ありそうではあるが、ここでは黄285をスタート地点とする)