陽春大歌舞伎

今日は御園座に「陽春大歌舞伎」を見に行ってきました。
…まぁ、職場の目と鼻の先なわけですが。
職場では休日出勤の皆さんが勤労にイソシンデいらっしゃるわけですが。

名古屋では秋の「吉例顔見世」と春の「陽春○○歌舞伎」で以外で歌舞伎を見られる機会がなかなか無いのですが、迷わずに有名どころを見ることができるのは、素人にとってはありがたいことです。
御園座も他のつきは北島三郎とか五木ひろしとか、天童よしみとか、そんなかんじですからね。

今回は「梶原平三誉石切(鶴ヶ岡八幡社頭の場)」「本朝廿四考(狐火)」「勧進帳」の3本立て。
演者も大変でしょうが、見ているほうも消耗します。
みんな、勧進帳での「松本バンテリン幸四郎」と「市川PAPAPAPAPAPAPAPAPAPAPAPA・PARCO歌舞伎見参!!染五郎」の絡みを期待してきているのでしょうに、そのころになったら疲れ切って居眠りをしているご婦人も多数見受けられた感じ。
舞台から見たらどう思うんだろう?

っていうか、高い金払って、着物着て、居眠りに来るなって。
地味に、去年の「陽春花形歌舞伎」よりも500円高くなってますな。
バンテリン代でしょうか。

私は右耳が難聴なのでイヤホンガイドを使うかどうか迷ったんですが、やっぱり、ぬるい歌舞伎ファンなので勉強になることが多いです。借りてて正解。
山伏の篠懸についている、もわもわ白マリモって、防水剤がわりなんですね。

今回の出演者でこれまでに見たことがある人は、他に、市川高麗蔵が「決闘!高田馬場」、坂東亀三郎が去年の「引窓」「道元の月」で見たことがありましたが、歌舞伎役者ってのは本当に役ごとに化けますね。

今回は花道右脇だったので、弁慶退場を間近で見れたのが良かった。

実際のところ、眠かったけれどもね。
面白いのに眠い。空気が薄いんじゃないのか?